2020年1月 理事長挨拶


(2020年1月)

皆様 あけましておめでとうございます。

理事長 井上 博之


 さまざまなお正月をお迎えのことと存じます。昨年は、良きこと悪しきこと、ざまざまな出来事がありました。
 女川原発再稼働をめぐって、県民が意思表示できる機会を設けよと、多くの県民と共に立ち上がりました。しかし、県議会は県民投票条例案を否決しました。
 患者負担増はけしからん、社会保障を尊重せよと、署名を集め、国会へ請願しました。しかし、国が出してきた社会保障検討会議の内容は、国民の生活を苦しめるものばかりです。
 台風19号被害は記憶に新しいところです。被災された医療機関には、心からお見舞い申し上げます。東日本大震災の教訓に加え、今回の災害は新しい教訓を残しました。

1640余名の会員の皆様と共に

 診療報酬改定があります。改定内容を正確につかみ、4月以降の診療に活かしていただけるよう、新点数検討会を準備しています。また、歯科用金属金パラの高騰問題にも取り組んでいます。
 学術や地域医療に関する研究会をはじめ、会員の皆様のご要望に添って企画しました。新規開業のセミナーや新入会員懇談会など、多彩に取り組みます。
 地域医療の改善をめざす取り組みは、国会議員や県議会議員にも働きかけ、少しでも前進するよう努めます。厚労省が唐突に発表した、公立・公的病院の再編・統合に対する抗議の意も示したいと思います。
 県民と手を携えて進める運動にも引き続き取り組みます。医療だけでなく介護でも利用者負担を増やそうとする動きがあります。このような時、介護関係者と連携した運動が求められます。また、昨年10月に生まれた「保険でより良い歯科医療を」宮城の会を、広く県民と協同する場として重視します。
 一番大事なことは、当会の運動が常に会員の皆様に支持され、皆様が参加しやすくなることです。役員並びに事務局員一同、そのための努力を重ねていきたいと思います。
 連携と協力を大切にし、2020年を良い年にしていきましょう。

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