新型コロナウイルス 「全ての医療機関への緊急財政措置を求める 緊急会員署名」 にご協力ください


会員各位
宮城県保険医協会
理事長 井上博之

新型コロナウイルス感染症
全ての医療機関への緊急財政措置を求める
緊急会員署名にご協力ください

謹啓 先生におかれましては毎日の診療にご専念のことと存じます。また日頃は当会の活動にご協力いただき、誠にありがとうございます。
 さて、新型コロナウイルス感染症について、政府は第二次補正予算で、「新型コロナ緊急包括支援金」として1.6兆円を充て、「医療従事者への慰労金」「感染拡大防止等の支援」などが盛り込まれましたが、医療機関の減収への補塡策は講じられていません。当会が6月上旬から下旬にかけておこなったアンケート調査では、医科・歯科ともに9割以上の医療機関で、5月の外来患者数が前年同時期と比較して減少しています。保険診療収入も同様に減収になっています。多くの医療機関が経営に破綻を来しかねない状況です。新規開業の医療機関では、融資の返済や家賃、人件費など固定費の負担が重くのしかかっており、特別の措置が必要です。

●現場の声を国会へ届けるため「要請署名」にご協力ください
 今後、第2波、第3波の感染拡大が危惧される中で、地域の医療機関が経営困難な状況が続き、閉院や休業、縮小を余儀なくされる医療機関が続出してしまっては本末転倒です。新型コロナウイルス感染者を受入れる医療機関はもちろんのことですが、感染リスクと闘いながら日々、地域医療を支えるそれ以外の医療機関へのさらなる物的・経済的支援が求められます。
 こうしたことから、宮城県保険医協会は「全ての医療機関へ緊急財政措置を求める緊急会員署名」に取り組むこととしました。寄せられた署名は内閣総理大臣、厚生労働大臣、財務大臣、県選出国会議員へ提出します。是非とも署名にご協力いただきますよう、お願い申し上げます。

以下にご署名(ゴム印でも結構です)いただき、FAXにてご返信をお願いいたします。

「私の一言」に寄せられた声

  • ボーナスが払えない(歯科)
  • 耳鼻咽喉科は感染症の最前線で常にリスクと向き合っている。リスクが高くなり、コストがかかり、患者さん減少による収入減の三重苦です。リスクに対する診療報酬上の評価をしてもらいたいです。(医科)
  • 融資のセーフティネットでの利息保証には感謝しておりますが、家賃・人件費には条件なく、何らかの補助をいただきたいです。(医科)
  • 貴要求を強く支持いたします。(医科)
  • 4・5月は外来患者の減少。6月になっても外来数は戻らず、7月にはコロナ禍は4月より広がり、高齢の患者の多い当医療機関は、患者一人一人から再来することに恐怖があることを感じ取ることから、再来間隔を延長するようにしています。必然的に長期的に外来者数は減少します。また、この時期は昨年分の多額の納税が課せられ、資金繰りが大変難しいです。財政措置を求めます。(医科)
  • コロナ第2波、第3波に対する医療対策が早急に求められています。ワクチンの早期開発やコロナ有効薬の提供、PPEの大量提供が今年中になされなければオリンピックは無理でしょう。(医科)
  • コロナに対する過度な不安感からの受診控えの中で固定費の負担が重く、新たに融資の申込みをしました。しかし、所詮、融資は融資、無利子であっても返済が迫ります。もっと現場に見合う給付条件をお願いしたい。給付金額を下げても、ハードルをもっと低くして広く行き渡らせてほしいものです。(医科)
  • 宮城県保険医協会頑張ってください。(歯科)
  • 歯科鋳造用パラジウムの高騰は異常すぎます。このままでは保険で良い診療など無理です。早急なる解決を望みます。(歯科)
  • 感染対策を行うほど減収になり、特に耳鼻咽喉科への影響が非常に大きく経営に苦慮しています。(医科)
  • 4、5、6月は患者数が2割減っています(内科)。しかし、発熱患者の来院は増えており、1次トリアージは開業医が行っています。コロナ患者か不明で診療を行うのは、とても時間がかかり負担は大きいです。(医科)
  • 当院も含め、新規開業のクリニックの経営が心配です。融資を受けましたが、いつまで続けられるか前途多難です。(医科)
  • 最低でも前年比減収分の補塡を行ってください。(医科)
  • 現在ある財政支援の申請基準は厳しく、該当しないものばかりで、長期減収に対する支援には不十分だと思います。(医科)
  • 財政措置はもちろんのことですが、だれでも、どこでも、いつでも、何回でも、無料でPCR検査を受けられる体制を作って欲しい。ニューヨーク市のように。マスク配布やGo Toに使う税金があるなら、検査体制に使って欲しい。(歯科)
  • 政府は専門家の意見をよく聞いてほしい。(歯科)
  • 新型コロナ感染防止の為、患者の数を制限して対応しています。結果、昨年同月比で収入が4割減となっております。(歯科)
  • ・新規開業の保険医療機関は、通常3〜5年程度かけて緩やかに経営が安定していくため、他業種のように政府が定める新規企業の定義を3カ月以上〜1年1カ月未満とされてしまうことに強い違和感を覚えます。現状保険点数が非常に低く抑えられているため、特に新規開業1〜2年の状況で昨年比30〜50%減でないと支援できないと言われても、数年かけて徐々に安定していくことを想定して計画しているため、それではすぐにでも資金ショートし倒産してしまいます。・医療機関それぞれに減収程度は異なり、その程度に応じての支援は査定に時間がかかり公平性にも問題が生じますので、感染拡大防止等支援事業のさらなる増額や、多くの医療機関は既に銀行からの融資を受けていると思われるため一定期間でもその利子補給、また、福祉医療機構などを通じての「長期運転資金」融資とは別枠で同程度・同様の有利な条件の他行からの「借換え資金」融資支援、スタッフ給与やテナント家賃の補助など、それぞれの医療機関が柔軟に制度を組み合わせて利用できる、より踏み込んだ対応が早急に必要です。かつ医師自身が申請手続き出来るような、簡便な申請制度が必須です。(医科)
  • 古くから、水を治め、民・百姓の生活を保つのが領主の務めであります。今はどうなっているの。河川は溢れ、田畑も住む家さえも水浸し。その上、伝染病と戦う最強の戦士さえも「ほったらかし」。国が潰れてしまいます。(歯科)
  • 雀の涙ほどの「慰労金」の申請準備はしているが…。元々吹けば飛ぶようなクリニックだから、飛んでなくなれば、誰かの多少のプラスにはなるのかな?(医科)
  • 診療報酬を高く、患者負担を低く、お願いします。(歯科)
  • アベノマスクに代表される無駄なことに国の財(税金)を使わず、本当に国民にとって必要なことに使うようにお願いしたい。(歯科)
  • 第3次補正予算に医療機関への財政措置が含まれることを期待します。PCR検査など検査体制を大きく拡げてください。(歯科)

This entry was posted in 活動. Bookmark the permalink.

Comments are closed.