2020年12月 理事長挨拶


(2020年12月)

年の瀬を迎えるにあたって


 今年も最終の月を迎えました。この1年、皆様にとって、どのような1年だったでしょうか。未だに新型コロナウイルス感染拡大が止まりません。その影響を受けて、生活が一変した方もおられることでしょう。感染対策に腐心しておられる各医療機関にとっても、気の抜けない状況が続いています。政府には、補正予算を有効に使って、国民にとっても医療機関にとっても、少しでも安心できる施策を、早急に進めてもらいたいものです。
 そのような中、菅総理は所信表明演説で「私が目指す社会像は自助・共助・公助そして絆」だと宣言しました。多くの人が指摘しているように、公のトップにある人が、まず自助を求めるというのは、とても異常なことです。許すわけにはいきません。社会保障はできるだけ切り縮めたいという本音が見えます。これぞ格差と貧困を拡げる、新自由主義政策そのものです。安倍前政権から、そっくりそのままの形で引き継いでいます。
 後期高齢者医療の2割負担化を強硬に進めようとしています。コロナ禍で、生活が苦しくなって、お金の余裕が無くなっている時に、よくもまあ負担増を持ち出せるものだと呆れます。当会としては、クイズハガキを使って反対の声を広げる取り組みをしています。
 宮城県政にも注意を払う必要があります。住民の意見を聞かないまま進められる、3病院の統合、移転問題は、宮城の医療にとって重大問題です。新型コロナで不安が高まっている時に、病院の再編・統合や保健所の縮小を検討しようというのも異常です。さらに、県民の多数の意見に耳を傾けようともせず、早々に合意を表明してしまった、女川原発再稼働の阻止も、引き続き大事な課題です。
 来年4月には介護報酬改定が予定されています。医療と介護の連携も大事な課題です。その他にも、課題をいっぱい抱えての年越しとなりそうです。そして、来年10月までには総選挙があります。政権を変える希望も持ちたいと思います。今年初め、宮城県保険医協会は連携と協力を大切にする、と表明しました。1年を通じて、そのように努力してきたつもりです。その精神は、来年にも引き継いで、取り組みを強めていきます。今後ともよろしくお願いいたします。

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