2021年11月 理事長挨拶


(2021年11月)

衆議院選挙と県知事選挙の結果を踏まえて

理事長 井上 博之

 先月31日、衆議院選挙と県知事選挙の結果が出ました。どちらの選挙でも、変化を期待しましたが、結果は、自公政権の継続と現職知事の続投に終わりました。
 衆議院選挙では、自民党が議席を減らしながらも、過半数を維持しました。批判を受けて少しの修正があるかもしれませんが、基本的にはこれまでの政治が継続されることになりそうです。社会保障削減路線は継続されることでしょう。来年度後半以降に予定される、75歳以上医療費2倍化など、その阻止に向けた取り組みを一層強化することが求められます。
 しかし、それだけが選挙結果ではありません。当会は、選挙にあたって、保険医の要求項目をまとめ、候補者へのアンケートで要求実現への道を開こうとしてきました。それに対する回答を見ると、例えば宮城1区の当選者は、当会の11項目の設問に対して5項目に「賛成」と回答しています。宮城2区の当選者は全項目に「賛成」と回答しました。今回の選挙で選ばれた、地元の国会議員との懇談や要請によって、個別の改善を求めていくことができるということです。
 県知事選挙では、さまざまな場面での強引で非民主主義的な手法が批判されながらも、村井知事が再選されました。ただし、前回から14万票を減らしました。
 当会の候補者アンケートに対する、村井氏の回答を見てみます。4病院の統合問題には「4病院とも課題を抱えており、今後の地域医療を担うため真剣に協議することに合意したものです」と答えていましたが、選挙中に勝手に移転構想を発表してしまいました。また、「県が保有する情報の公開および政策の策定における市民参加」の設問には、「賛成」と回答しました。当会の開示請求に黒塗り対応したことを忘れているようです。このように突っ込みどころ満載です。地域医療構想への取り組みの強化も重視したいと思います。
 選挙結果から、国政にも、県政にも、引き続き留意していく必要性を痛感しています。当会は、選挙で示された、現状を変えたいと思っている方々と力を合わせて、一つ一つの問題に臨んでいきます。

 

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