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署名を集めて協会へご返送ください

理事　郷家 道彦

　会員の先生方におかれましては、日ごろから宮城県保険医協会の活動にご協力いただき、ありがとうございます。
　歯科医院では近ごろ、患者さんたちから「物価が高くなったので良い歯を入れられない」、「綺麗な歯にしたいのにこのご時世では無理だ」という声が聞こえています。物価の上昇が医療に影響を及ぼしているということが、患者さんたちの声でわかるようになってきました。
　お金が心配で良い歯科医療を受けられない現状が浮き彫りになっているように思います。お口の健康は丈夫な身体を作るのに大切なことなのに…。
　保険の範囲内ですべての歯科治療が出来たらどれだけ嬉しいか！
　このような声や願いを伝えるために当会では、保険でより良い歯科医療を求める請願署名運動を1月より行っております。保険のきく範囲を広げて欲しいという国民大多数の強い願いと、歯科医師側は保険給付外の技術および材料が不採算にならない点数で保険に導入して、安全で質の高い歯科治療が行えるよう、そしてすべての人が笑顔で充実した歯科医療を受けられるように、署名を集めて国に提出いたします。歯科の先生方、ぜひともご協力いただきたいと思います。
　この請願署名は歯科の先生のみならず、医科の先生におかれましてもご協力いただきたいと思います。待合室等に署名用紙と宣伝リーフレットを置いてもらうことで、患者さんにこの取り組みを理解していただき、多くの署名を必要としていることを訴えて欲しいと思います。医科歯科連携が大事だと言われる現在、地域包括ケアシステムの構築を担う医科の先生方からのお声かけは力強い味方となりますので何卒よろしくお願いいたします。
　お金の心配をせず、安心して歯科医療を受けられるよう、健康保険で受けられる歯科治療の範囲を広げてというこの「保険でより良い歯科医療を求める請願署名」にご協力いただき、そして集めていただいた署名用紙は必ず当会へご返送くださいますよう、よろしくお願いいたします。

本稿は宮城保険医新聞2023年2月25日（1806）号に掲載しました。

→「保険でより良い歯科医療を求める請願署名」のページはコチラ