理事会声明「戦争法案(平和安全法制整備法案)に反対する」


当会は14年度第12回理事会において以下の声明を決定しました。

 

戦争法案(平和安全法制整備法案)に反対する声明

 自民党と公明党は、与党協議において集団的自衛権行使容認を具体化するための安全保障関連法案について合意し、14日に閣議決定、15日国会に提出した。

 憲法九条は明確に集団的自衛権を否定している。これに異を唱えるのであれば、正式に国民投票において賛否を問うこと以外に、その道はないことは明白である。そもそも憲法は、権力から国民を守るためにあり、日本の法制度の中で最上位にあるものである。これらを無視し、閣議決定で国会に提出して数の力で押し切ろうという現政府与党の姿勢に強く抗議する。

 法案の内容は、日本に対する武力攻撃がなくても他国の戦争に集団的自衛権を発動し自衛隊が事実上無制限に参加できるという極めて危険なものである。このようなことは、戦争の永久放棄をうたった憲法九条のもとでは絶対に許されない。

 命と健康を守る私たち医師・歯科医師は、国民の生命を危険にさらす集団的自衛権の行使に反対する。政府は憲法九条を遵守し、関連法案の十分な審議と撤回を強く求める。

2015年5月21日
宮城県保険医協会
第12回理事会

 

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