2015年10月 理事長挨拶


(2015年10月)

県民とともに諸運動を盛り上げていきたい

 

理事長 井上 博之

 多くの国民とともに廃案を求めて運動を拡げてきた、「戦争法案絶対反対」の声は国会内には届かず、戦争法が成立してしまった。でも、この運動に参加した誰にも挫折感は無い。むしろ、「憲法守れ」「民主主義守れ」とさまざまな団体や個人が参加した運動で得られた連帯感が残った。日本の政治を変える取り組みに明るい光が差したようでもある。国民の声を無視して暴走した国会議員には、表舞台から去っていただくことができる。そう「みんな選挙に行こう」も大事な取り組みとなりそうである。
宮城県保険医協会の10月の活動のポイントを3点ほど挙げたい。

マイナンバー制度にご用心

 10月からマイナンバー制度が始まった。個人番号が通知され、来年1月から運用開始となる。黙って見ていてよいのだろうか。
6月に日本年金機構の個人情報流出事件があった。その始末も付けられないままでは不安が募る。しかも、この番号制度は、個人の医療や健康情報にも結び付けられることが予定されている。国や自治体が、個人情報の一括管理をしたいとの発想で推進されてきた。
今後の運用に関して、しっかりと監視し意見を述べていく必要を感じている。

県議会議員選挙に行こう

 10月25日は宮城県議会議員選挙の投票日。選ぶときにしっかりした目を持って投票に臨みたい。
当協会では、県議会議員選挙にあたっての要求項目をまとめ、各党と各予定候補者へ送付し、それらの要求への賛否や意見を回答してもらうことにした。その結果発表は、このホームページにも掲載する。大いに参考にしていただき、議員選びに役立ててほしい。

保険でより良い歯科医療実現へ署名運動にご協力を

 歯と口の健康の大切さがよく知られるようになってきた一方で、多くの人が歯科を受診しにくいと感じている。各種の調査結果を見ても、経済的な理由での受診控えが最も顕著なのが歯科である。
この現状を変えたいと、今年も全国で「いつでも、どこでも、だれもが、お金の心配をせず」保険でより良い歯科医療を求めて、署名運動が進められている。1人でも多くの国民の賛同署名を集め、国への働きかけを強めたい。
協力いただける方は、当協会事務局まで署名用紙を請求していただきたい。

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