2018年10月 理事長挨拶


(2018年10月)

辺野古新基地建設の中止を求めます

理事長 井上 博之

井上博之顔写真20180430 注目の沖縄県知事選挙で、辺野古基地建設反対を掲げた、玉城デニー氏が当選しました。改めて、沖縄県民の辺野古基地建設ノーの決意が示されました。県民の要望に沿って、普天間基地の無条件撤去と辺野古新基地建設中止が実現されることを強く期待します。

 宮城県保険医協会は、この選挙で問われていることは単なる他県の問題とは捉えられず、日本の平和や民主主義をも左右する重大な問題だと考えてきました。朝鮮半島をめぐる情勢が、軍事ではなく対話による平和的外交の方向をめざしつつあるときに、米軍基地の増強となる新基地建設は的外れです。基地撤去と新基地建設阻止を求める、沖縄県民との連帯を大事にしていきたいと思います。

 米軍基地の存在に苦しめられ続けてきた沖縄県民にとって、一番苦しいのは、本土の人々の無関心だといいます。辺野古基地に反対する沖縄県民の一つの意見として、「辺野古の海を埋め立てて行われる新基地建設は、ちょうど松島湾を埋め立てて巨大な米軍基地を作るようなものだ」という声を聞いたことがあります。私たちに対して、問題を共有してもらいたいとの気持ちからの意見ではないかと思います。いずれにしろ、美しい自然を破壊するような乱暴な米軍基地建設は許されるものではありません。

 今回の選挙にあたって、沖縄県保険医協会の有志の会からの要請に応えて、9月13日、宮城県保険医協会有志として激励と連帯のメッセージを送りました。私もその有志の一人として、今回の選挙結果は大変嬉しく、おおいに励まされます。今後とも、沖縄に連帯する気持ちを持続していきます。

 

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