声明「北朝鮮の核実験・ミサイル発射に抗議する」


核戦争を防止する宮城医師・歯科医師の会は、下記の声明を発表し、外務省および北朝鮮国連常駐代表部に送付しました。

北朝鮮の核実験・ミサイル発射に抗議する声明

2017年9月11日
核戦争を防止する宮城医師・歯科医師の会

 9月3日、北朝鮮は、朝鮮中央テレビにおいて「大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載する水爆の実験に成功した」と発表し、6回目となる核実験を強行した。
北朝鮮による核実験は、核兵器禁止条約制定を真っ向から否定し、いまなお原爆放射線による後障害に苦しみ、二度と核戦争による犠牲者を出さないことを願う被爆者の思いをも踏みにじるものである。
同国は、この間、核実験、ICBM発射等のミサイル開発を繰り返し、幾度ともなく国連決議に違反してきた。軍事的挑発行為を停止せず、核実験を強行したことに対し、平和を願う被爆国の医師・歯科医師の団体として、強く非難し、抗議する。
核開発を再びエスカレートさせれば、人類の生存をも脅かす人道的結末は明らかである。関係国に対し、直接対話を通じ、北朝鮮の核・ミサイル開発問題を解決すること、日本政府には軍事的対応を回避すべく、米朝直接対話と早期の六ヵ国協議再開に向け、冷静で粘り強い外交的努力を尽くすことを求める。

 

This entry was posted in 反核. Bookmark the permalink.

Comments are closed.