理事長挨拶

(2020年8月)

暑中お見舞い申し上げます


 コロナ禍が続き、皆様のご苦労が絶えないまま夏を迎えました。とても複雑な想いで盛夏のご挨拶を申し上げます。
 当会は。新型コロナウイルス感染症の医療機関への影響について、4~6月に2回アンケートを実施しました。その結果、患者さんの受診控えと、医療機関の大幅な減収が明らかになりました。被ったダメージは大きく、回復困難なものもあったかと思います。
一方、医科も歯科も多くの医療機関が遭遇された危機は、社会的な関心を呼ぶことにもなりました。国民全体が新型コロナウイルス感染症対策に悩まされる中、医療を見る目の変化が感じられます。
 これまで次々と強行されてきた、効率一辺倒の医療費抑制策を押し通すことが困難になっています。6月25日、政府の全世代型社会保障検討会議は、患者負担増計画の先送りをせざるを得なくなりました。PCR検査が進まない原因に目が向き、25年に亘って減らされてきた保健所の拡充が求められるようになりました。地域医療構想で狙われていた病床削減にも待ったがかかっています。半年間の苦い経験から、ポストコロナの医療の姿が問われています。
そのような新たな状況の中、保険医協会の活動もさらに活発にしていく必要性を感じています。いろいろと見直しが求められ、当会の日常活動にも工夫を加えることになりました。研究会やセミナーなど、この間中止せざるをえなかった諸企画は、Webの活用によってより活発なものにしていきたいと思います。情報提供にもさらなる工夫をしていきます。
 来年2月11日に、宮城県保険医協会は結成50周年を迎えます。また、翌3月11日は東日本大震災から10年となります。来し方を振り返りつつ、保険医協会の新たな発展をめざしたいと考えています。これまでのご厚誼に感謝しながら、今後とも皆様とともに歩みを進めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

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