理事長挨拶

(2020年10月)

実りの秋に


 今年もインフルエンザの予防接種が始まりました。コロナ禍の中での今年のワクチン接種にあたっては、これまでにない対策が求められています。新型コロナウイルスの検査体制の構築を、各医療機関で、また、地域の医療機関の連携で進めることが急務となっています。県民の安心安全を確保するためにも、公的な支援を受けて、医療機関の役割をしっかりと果たすことが求められています。
 当協会の活動も、コロナ対策に工夫を凝らして実施しています。これまでに行った講演会や学習会、セミナーはどれも好評でした。Webでの参加ができるものもありました。感染対策をしながら、ほぼこれまでのように開催できました。待ち望んでいた方々からは大変喜ばれました。コロナ禍の中での新しい日常を創り出しつつあります。
 女川原発再稼働、水道事業民営化、公的病院の再編・統合の動き、県美術館移転など、この秋、県民の高い関心を呼んでいる、重要課題が山積しています。
 女川原発再稼働に関しては、今月中に県議会や県知事の判断が下されようとしています。県民のいのちと健康を守る立場から、再稼働は絶対的に許せないと表明してきました。県知事に対する要請など、さまざまな取り組みをしてきました。賛成派の意見を聴くにつけ、あの福島の教訓はもう忘れ去られてしまったのかと悲しくなります。隣県の宮城県で再稼働を許してしまったら、福島の被害者はどう思うでしょうか。双葉病院をはじめ、原発事故で被った医療機関の甚大な被害は忘れられません。宮城県保険医協会は粘り強く、女川原発の廃炉をめざして運動を続けていきます。
 コロナ禍に負けず、さまざまな実りを実現できる、素晴らしい秋を求めて前へ進みます。

 

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