2019年7月 理事長挨拶


(2019年7月)

参議院選挙を重視して取り組みます

理事長 井上 博之

 今月4日より、参議院選挙が始まります。(21日投票) 国民にとって切実な、社会保障の将来にとっても大事な選挙になると思います。政府から執拗に出されてくる、医療費窓口負担増を許さない国民の声を結集するときです。公的年金だけでは暮らせないので自分で2000万円貯えなさいとの政府見解が示され、国民の間で不安が広がっています。また、ますます格差と貧困を拡げる10%消費税はストップさせたいものです。今の政治に求めたいこと、改めて欲しいことはたくさんあります。
 宮城県保険医協会では、今回の選挙でも、私たちの考える政治に求めたいことを「重点要求」としてまとめました。それに基づき、各政党並びに各候補者に対するアンケートを実施中です。「新たな患者負担増をおこなわないこと」「国による子ども医療費無料化制度を早期に創設すること」「妊産婦の医療費を無料化すること」「国保の国庫負担率を大幅に引き上げること」「消費税の10%増税は中止すること」「9条改憲はおこなわないこと」など16項目です。その結果は、このホームページに掲載します。回答をしっかり比べてみて、投票の参考にしていただければと思います。
 当会はこれまで通り、会員の思想信条の自由を最優先します。この立場から、特定政党・候補者の推薦はいたしません。しかし、そのことで選挙に消極的になることはありません。個々人の選挙活動は活発に行っていただき、参議院選挙への関心がいっそう高まることを期待しています。
 「国民ファースト」「社会保障重視」へ流れを変える結果が得られるよう、どんどん投票に行こうと呼びかけ合うことも大切です。明日への希望を抱ける結果が得られるよう、皆様のご奮闘を期待します。

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