当会は、7月15日付で以下の要望書を決定しました。
宮城県知事 村井嘉浩様
利府町長 熊谷 大様
宮城県議会議員各位東京五輪・宮城サッカー競技を
無観客とすることを求める要望書東京オリンピックの観客の扱いについて政府等5者協議で首都圏1都3県の無観客を決定し、その後北海道、福島県での開催も無観客となりました。
当県利府町で開催されるサッカー競技についても県民の命と健康を優先して考えるならば無観客とすべきです。有観客となれば海外からの選手、大会関係者、マスコミ関係者以外に、緊急事態宣言が出ている首都圏を含む多くの人の来県となり、感染リスクのきわめて高い人流を生むことは明らかで他のイベントとはまったく異なる事態を生じることが強く懸念されます。国民に人流を生まないよう自粛を求め、一方でオリンピック開催と観戦はかまわない、こうした矛盾した方針こそが信頼をなくし、コロナ対策を困難にしています。
今、最優先にすべきことは国民、県民の命と健康を守ることです。県内のコロナ感染者は再び増加傾向にあり、医療関係者も感染者への対応とワクチン接種に忙殺されています。このような時に、県内で海外や首都圏から大勢集まるサッカー競技を有観客でおこなうことはありえません。
東京五輪中止を求めてきた当会は、開催の最低限の条件として無観客とすることを求めます。
2021年7月15日
宮城県保険医協会
理事長 井上博之