談話「宮城県議会議員選挙の結果について 運動をより効果的に推進するよう県政への関わりを強めたい」


談話

宮城県議会議員選挙の結果について

運動をより効果的に推進するよう県政への関わりを強めたい

理事長 井上 博之

 10項目の協会重点要求を持って臨んだ、宮城県議会議員選挙の結果が出ました。各党の獲得議席の変化では、自民党が6議席減らしたことが注目されます。選挙期間中の報道などでも、4病院統廃合問題への県民の関心が高いことと、村井知事の強引な進め方への批判の声が伝えられていました。そういう有権者の意向が少しは反映されたのかもしれません。
 しかし、投票率は前回をおよそ1㌽だけ上回る36%弱でした。県民にとっては、まだまだ身近な選挙にはなっていないようです。県政が県民にとって役立つと実感でき、日常的に関心を持って見る人が増えないと投票率は高まらないのでしょう。
 協会の取り組みを振り返ってみました。協会重点要求に対するアンケートに回答していただいた政党は自民、立民、共産の3党でした。回答いただいた候補者は32名でした。そのうちの22名が当選されています。県議会議員となられた方の37%が、当会の要求への見解を示されたことになります。今後の県政に関わる要請行動に役立てられそうです。
 例えば、県議会から国へ「健康保険証を残すよう求める意見書」を採択していただけるよう要請しています。また、子どもの歯科矯正の保険適用拡充の意見書採択にも取り組んでいます。このような具体的な要求実現のために、県議会議員の協力を依頼・要請する機会も増えそうです。
 これまで、地元選出国会議員と県議会議員全員に案内して実施してきた、「医療政策懇話会」への参加を、今後とも呼びかけていきたいと考えています。
 協会の各種運動をより効果的に進められるよう、もっと県政への関わりを日頃から強めていきたいと思います。

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