シリーズ「女川原発廃炉への道」No,52


シリーズ「女川原発廃炉への道」

原発安全神話は泡となり

理事 高橋 征

 柏崎刈羽原発のある新潟県柏崎市では数年前に記録的な大雪に見舞われて、北陸自動車道が約2日間、国道8号は3日間以上の通行止めとなった。このような事態の中で原発事故が発生したら、避難計画は絵に描いた餅に過ぎなくなる。大雪だけではない。大雨、河川の氾濫、土砂崩れ等々により通行止めが生じることも十分にある。よりにもよって元旦に発生した能登半島地震のこともある。もし想定外のことが発生しても、人が制御出来ないような原発は再稼働させるべきではない。
昨年、みやぎ反核医師・歯科医師の会主催の公開講演「ドイツの脱原発の今」の感想となるが、ドイツでは原発は直ちに中止しなくてはならないと政策で決まり、直ちに中止したとのとのことだった。

本稿は宮城保険医新聞2024年2月25日(1838)号に掲載しました。

This entry was posted in 公害環境対策部, 女川原発再稼働関連. Bookmark the permalink.

Comments are closed.