2017年7月 理事長挨拶


(2017年7月)

歯科請願署名への協力をお願いします

理事長 井上 博之

井上博之顔写真2017.6.27 地域の方々と話していると、「歯医者にかかりたいけどお金がかかるのが心配だ」「保険の効かない歯の治療がいろいろあって困る」といった本音が飛び出したりすることがあります。
 宮城県では、東日本大震災被災者の医療費窓口負担免除が実施されたとき、被災者はいの一番に歯科医院へ駆け込んだことで、日ごろ歯科受診を控えていた県民が多くおられたことが明らかになりました。「窓口でお金を払わなくていい」ということを知った被災者は、日ごろから我慢していた歯科受診へ走りました。歯科患者さんにとって、窓口負担が重くのしかかっていたのでしょう。
 この同じ傾向が、熊本地震の後医療費負担免除が行われている、熊本県の医療費データでも示されています。「お金の心配なしに歯科受診したい」は広範な国民の要求になっていることがうかがえます。
 当協会は、2年前にも同様の請願署名にとりくみました。その時に協力いただいた方には、「前回の署名のおかげで保険適用になった歯科治療がありました」とご報告しますとともに、今回の署名へもご協力をお願いします。
 私は、歯科訪問診療専任ですから、日ごろ介護関係の方々との交流があります。いま介護分野では、口腔ケアや歯科治療に対して大いなる関心が持たれています。「歯科は大事だ」という声が高まっています。こういう場でも、今回の署名運動への協力を得たいと考えています。
 切実な国民の思いを形にして国会へ提出することで、私たちの要求実現に向けて歩を進めていきたいと思います。

請願項目は次の3つです。

  1. お金の心配をせず、歯科治療が受けられるよう、窓口負担を軽減して下さい。
  2. 保険のきく歯科治療を増やして下さい。
  3. 歯科医療にかかる国の予算を増やして下さい。

ご協力よろしくお願いいたします。

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